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About

研究室について

太田・小田研は、主にグラフ理論、組合せ論、離散数学、アルゴリズム論の研究をしています。最近の主な研究トピックとしては、hamilton cycle, claw-free graph, 位相幾何学的グラフ理論など、グラフ理論の幅広いトピックに関して研究しています。先生たちは学生の自主性を尊重しており、各人が自由に興味を立てて勉強や研究に取り組んでいます。

数理科学科の中でも珍しく、太田・小田研は独立して学生研究室を持っており、豊富な参考書やパソコン、計算機を所有しており、研究や計算機実験が可能です。また、勉強だけでなく、息抜きとしてボードゲームやテーブルゲームなども置いてあり、研究に行き詰ったときなどはそれらでリフレッシュしている学生もいます。

この研究室の特徴としては、「よく学び、よく飲み、よく走る」といったところでしょうか。研究室のホワイトボードは常にグラフの絵で埋まっているほど研究に懸命で、ゼミでも積極的な議論を展開しています。外部の研究者を招いた組合せ論セミナー(拡大ゼミ)後はほぼ居酒屋へ足を運び、酒を飲みながら交流を深めています。夏合宿でも毎日飲み会を開いて、夜遅くまで飲みつつも、翌朝からのセミナーにも参加しています。ただ、研究室の中には酒をあまり飲まない人もいるので、強制するということはありません。「よく走る」というのは、先生方は走るのが好きで、マラソン大会などにもエントリーしているほどです。近い将来研究室でチームを組んで大会に出場しようと目論んでいるという話もあるそうです。

年間スケジュール

  • 4月:新歓コンパ、ゼミ開始
  • 5~7月:理工学部ソフトボール大会
  • 8~9月の数日:太田・小田研夏合宿
  • 8月下旬:大学院修士入学試験
  • 12月:忘年会
  • 2月:卒論発表会・追いコン

グラフ理論とは?

グラフとは、頂点集合と、辺集合(頂点集合の二元部分集合族)からなる構造として定義されます。厳密にはこれらの2つの集合と、辺集合の元に頂点集合の部分集合を対応させる写像を持つ集合族として定義されます。ただ、直感的に頂点にそれらを辺で結んだものと捕らえても差し支えありません。すなわち、点と点の「つながり方」に着目して抽象化した概念をグラフというのです。このグラフ上での様々な性質・構造に関して調べる分野がグラフ理論です。

太田・小田研の歴史

太田・小田研の前身、榎本・太田研は1989年、当時東京大学理学部情報科学科の助教授だった榎本彦衛先生が、当時大学院生の太田先生を助手として連れて慶應に移籍したのが始まりです。以降、グラフ理論では国内最高峰の研究に着手し、多くの研究者を輩出してきました。その後、2003年に榎本先生が広島大に移られたのと同時に、当時島根大の助手をしていた研究室OBの小田先生が慶應に戻り、太田・小田研となりました。2009年に小田先生が准教授になり、それまで合同だった学部の研究室が別々になりました。太田研は主にグラフ理論、小田研は主にアルゴリズム論の研究をしています。

場所・連絡

  • 慶應義塾大学矢上キャンパス14-534
  • 内線:42725
     
  Ota and Oda Lab, April 2019  


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